顎を手術すると見た目が大きく変化しますから、少しでも自分の理想と違った場合失敗に感じてしまうことがあります。腫れや内出血が残っている手術直後はまだ変化しますから、修正を希望するときには骨や皮膚が安定して完成したといえる半年程度が経過してから判断を行ったほうが無難です。
手術をする前にレントゲン検査などによって、下顎の中心位置と顔の中心位置を割りだして正確にT字に切ることが重要な技術ですが、ここで医師が正確に割りださず感覚だけで適当な位置に目星をつけて骨切りしてしまうと、術後に顎のとがったラインが左右どちらかにずれてしまうことがあります。
再び切ることができるくらい骨の量が残っていれば同じように切り出して修正できる可能性がありますが、とても難しい手術になってしまうため、初めから輪郭の非対称を調べて正確な位置決めをしてくれる医師に手術をしてもらうことが大切です。適当な医師だと主神経の走行経路や手術範囲までも見誤ってしまう恐れがあります。
失敗してしまったら
顎T字骨切りは韓国で流行り、日本でも行われるようになった術式です。綺麗なV字ラインを作ってかなりの小顔になれますが、その分割りと多い量の骨を切り出すことになります。T字骨切りは失敗してしまうと、顎が細くなりすぎて頭がでっかく見える宇宙人のような輪郭になってしまいます。修正する場合、再度骨切りして隙間に骨セメントや他から取り出した骨、あるいは人工骨などを入れて幅を出す方法を行う必要が出てきます。
顎T字骨切りで手術を行うと顎が小さくなった分、皮膚や皮下脂肪にたるみができます。不要な分は取り除いてくれる場合もありますが、ある程度は自然と引き締まるため残されることも多く、仕上がり時にたるみが気になってしまうことがあります。こうした失敗は、皮膚の戻り方が弱くなる25歳以降に手術を受けた人に多く、若いうちに手術を受けず25歳を過ぎてから手術する人は、たるみが発生しないように初めから医師にお願いしておくことが大切です。
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