おでこ・額を整形するとき色々な方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。その特徴をよく知り、自分に何が必要なのかを知らなければいけません。
まずは脂肪や注入剤によるおでこ・額の整形があります。
この場合は簡単に行え、痕が分かりにくいというメリットがあります。その反面、へこみを埋める程度の整形しかできないというデメリットがあります。
また入れるものによっては体内へ吸収されてしまうため、全く効果が現れないということもあります。
次にシリコンやゴアテックスなどを入れる方法があります。どちらも簡単に行え、傷跡が目立たないというメリットがありますが、先の二つ同様、立体的な整形などには向かず、深いホリを作ることなどは難しいです。
またシリコンでは周辺部分にカプセル状のしこりができることがあり、目立ってしまうことがあります。
そのため思い通りの形を作りたいのならポリメタクリル酸メチルやハイドロキシアパタイトを使う方法が有効です。
全身麻酔による手術なのでデメリットを確認しておこう
おでこ・額のポリメタクリル酸メチルによる整形の場合、外科手術の中でも大掛かりなものになります。先ほど挙げた四つの方法は、いずれも局部麻酔で行うことができますが、ポリメタクリル酸メチルを使う手術では、全身麻酔による手術を行います。
頭皮を大きく剥がして、頭蓋骨がほぼ全部見える状態にして、おでこ部分にペースト状のポリメタクリル酸メチルを乗せていきます。
そこで形を成型し10分ほど放置することで固まらせます。その後、剥がした頭皮を元に戻して終了です。
おでこ・額のポリメタクリル酸メチルの場合、この手術自体が大きなデメリットとなります。まず傷跡がどうしても目立ちます。髪の毛で隠れますが、それでもふとした時に見えてしまう可能性が高いです。
また、大きく剥がして異物を入れているので、最初の1~2週間は腫れが出てしまいます。そしてしばらくは違和感が残ることがあります。
ポリメタクリル酸メチルを使った手術を受ける場合には、これらのデメリットを理解しうえで手術を受けるようにしてください。
良いことばかりじゃない!やけどの可能性に注意。おでこ・額のポリメタクリル酸メチルのデメリットを解説
おでこ・額のポリメタクリル酸メチルは、硬化時にやけどのおそれがあります。
頭頂部からの皮膚の剥離は視野を広くする以外にも理由があり、おでこ・額のポリメタクリル酸メチルを使うとき、骨のように硬化する際に発熱する特性があって、広く皮膚を切開して皮膚が熱の影響を受けないようにするためにも剥離を行うのですが、剥離の仕方が不十分で接触してしまうとやけどの恐れがあります。
発熱が収まる数分の間、氷水などで冷却して周囲が熱の影響を受けないようにするなどの細やかな対応を行われないとひどいやけどになるリスクがあります。
おでこ・額のポリメタクリル酸メチルによる形成で十分な効果が無い
おでこ・額のポリメタクリル酸メチルは徐々に硬化する性質が形成に優れており、固まったら骨と同様の硬さで、おでこや額の形を整えるのに適した素材です。骨セメントなどとも呼ばれ、長年骨折治療や形成に使われてきていますが、取り扱いが未熟な医師もいます。
デザインに適した必要量を頭蓋骨の上にのせ素早く形成することができなければ、目に見えた効果がない場合がありますし、量が多すぎると皮膚に押さえつけられ頭蓋骨量が減ってくることがあります。
おでこ・額のポリメタクリル酸メチルの施術による注入部の傷跡
傷跡を目立たせず、広く視野を確保する意味でも、形成を行うときには、皮膚の剥離を一般的には頭頂部近くから冠状に大きく切開して剥離が行われますから、大掛かりな手術であるため、仕上がりが医師の技術に左右されます。
おでこや額部分をうまく形成したら、皮膚がたるまないように戻して縫合を行う必要があり、解剖学や縫合に関する知識や技術が乏しいと注入部の傷跡が目立つ仕上がりになることがあります。
おすすめの医師によるおでこ・額のポリメタクリル酸メチルの形成
医師の技術が低いと、きれいに丸みを帯びた形成ができなかったり、発熱に対する対応が不十分、量が多すぎて術後にもともとの頭蓋骨量が減ってしまう危険などもありますから、術式に慣れている医師による執刀がリスク軽減には欠かせません。解剖学にも精通していると、よりよい仕上がりが期待できます。
当相談所では、おすすめの美容外科をご紹介をしておりますので、おでこや額が気になっている方はお気軽にご連絡ください。
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