頬ハイドロキシアパタイトで深いしわを埋めて若返りをはかることが可能なのは、とても粘性と弾性がある製剤でるためで、へこみを自然な形で前に押し出すことが可能です。吸収性がある成分であるため、アフターケアを間違ってしまうと効果が失われてしまうことがあります。
骨の成分と似ていて、骨が欠損した部分に注入すると骨を作る細胞が誘導される性質があるため、次第に骨が形成されて行きますが、頬の奥に入れた場合には骨は形成されず、コラーゲンを作る細胞が入りこみます。コラーゲンは肌を作る細胞に欠かせず、産生が促されるため頬ハイドロキシアパタイトが吸収されてからもある程度コラーゲンによる効果があり1年程度は持続します。すぐに失われるものと勘違いして、数か月でまた注入を行ったりすると入れすぎになってしまいます。
同じ部分に入れすぎてしまうと血管を圧迫するような形になり、頬に違和感を感じることがあります。ある程度の硬さがあるため浅い層に入れることは無かないタイプです。
アフターケアの注意点
頬ハイドロキシアパタイトを入れた後に、アフターケアとしてマッサージを行ってしまうのは良くありません。深いしわなどがある部分に入れた製剤が、他の部分に流れていってしまうことがあるためです。注射器を用いて針を刺して注入して行くため、皮膚を動かすと針後から出血してしまう可能性があります。
施術当日の強い洗顔や化粧水、保湿クリームの利用も針あとを避けて行うべきです。メイクも翌日からなら良いですが、強いパッティングを行わないようにします。
頬ハイドロキシアパタイトの注入直後は針あとを隠すためマスクなどを着用し、傷跡が目立たなくなる1週間から2週間はメイクで隠すようにします。
抜糸の必要もなく、注射した部分もすぐに塞がるため消毒に通院する必要もありませんが、強くこすりすぎるなどして内出血を起こしてしまうなど、アフターケアに失敗してしまった時にはクリニックにて診てもらった方が良いです。注入したばかりの時には、直射日光を避けるようにします。
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