アーチインフラクチャー法とは、頬骨弓内方転位術の別名で、頬骨弓を内側に移動される施術をおこないます。
日本人(東洋人)に多いとされている、頬骨が横に張りだした状態を解消する効果をもち、結果的に小顔にすることが可能となっているため、顔が大きく見えることにコンプレックスを抱いている人に注目されている施術法です。
アーチインフラクチャー法は、頬骨を削る施術よりも効果が現れやすいのが特徴です。 耳の付け根あたりから切開して頬骨弓を切り、顔の内側へ頬骨弓をそのまま移動させるため、単純に僅かに削るよりも大きな効果を期待できます。一方で、このような整形施術の例にもれず失敗してしまうということもあります。 それは顔が小さくなったことによって皮膚があまるかたちとなり、たるみがでてしまったという例です。
これを解消するには、また皮膚についての専門医のところに尋ねなくてはならず、結果的に二度手間となってしまい、余計なお金がかかってしまったという人もいます。
施術時間とダウンタイム・失敗例について
アーチインフラクチャー法は2時間程度の施術時間で終わり、入院はなく、ダウンタイムも2週間程度と他の施術と変わらないという点が魅力となっています。
また、切開する箇所が目立ちにくい場所で、かつ切開する大きさも1.5cm程度となっているため、施術をしたということを他人に非常に悟られにくいということも特徴のひとつです。
ただし、アーチインフラクチャー法の失敗例は、頬のたるみだけではありません。
施術中に神経を傷つけてしまい、顔面の一部分の麻痺やしびれが残ってしまうというケースもあります。 これは非常に稀なケースとされていますが、万が一失敗すると神経を傷つけてしまうリスクがあるということを覚えておきましょう。
また、頬骨弓を外部からの衝撃などによって骨折してしまうと、骨が2つに折れてしまうという可能性もあります。
2つに折れた骨が側頭筋膜に突き刺さり、筋肉の動きを阻害、その結果口の開閉に影響が出てしまったという失敗例もあります。
アーチインフラクチャー(頬骨削り)の失敗、効果が無いってどういうこと?
頬骨削りは、文字通り頬骨を外科的な方法で削り、なめらかな輪郭にするというものです。骨はひとつの固まりではなく複数の部位に分かれており、頬骨も同様でアーチインフラクチャーでは、頬骨弓のことをさします。頬骨弓は厚さ5ミリ前後の薄い骨で、削っただけは効果が無いとされ、多くの場合には切り取り顔の内側へ移動させるといったことが行われます。骨の性質上、効果としては小さいため事前のシミュレーションが重要になります。
アーチインフラクチャー(頬骨削り)をしてたるみが出るリスク
骨を削る美容整形術において、よく現れるリスクとして皮膚が余ってしまうということがありますが、頬骨削りでも同様です。頬骨弓の場合には削るというより移動させるという性質のもので数ミリ程度の変化であるため表面に現る効果としては限定的ですが、それでも皮膚が余ってしまいたるみが発生するリスクがあります。
特に40代以上の場合には筋肉や皮膚の衰えから返って頬付近のたるみが目立ち老けたような印象を与えるといったリスクが高くなります。
神経麻痺する可能性について
身体にメスを入れたり注射をするさいのリスクとしてあるのが神経を傷つけることです。神経が傷つくことで神経麻痺が発生することになります。小さな傷であれば時間が経てば治癒しますが、大きく傷つけると再生が困難でさまざまな影響が発生します。
頬骨の場合には知覚神経や眉を動かすための神経が存在しており、知覚神経を傷つけた場合には麻痺した感覚が現れます。また眉を動かす神経が傷つくと眉を動かしにくくなるリスクがあります。
名医を選ぶことでリスクを避けることができる
アーチインフラクチャー(頬骨削り)は、口の中から手術を行うため皮膚に縫合跡が残らないのがメリットですが、一方で顔の形を変えるため事前のシミュレーションをするなど慎重に行うことが求められます。
また切開を伴う手術であり、メスによって神経を傷つけるといったリスクも存在します。特に経験の未熟な医師で見られるため、経験を積んだ名医を選ぶことが手術が失敗することによるリスクを下げることができます。
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