人間の頭の形は一般的にはさゆうたいしょうに近い形に形成されますが、赤ちゃんの頃の寝方が偏っていたり、或いは先天的な症状によりいびつな形になっている人も少なくありません。極端な場合には大きな問題になりますが、多少の場合には親もあまり気にせずに成長してしまうことも少なく有りません。
それでも通常は成長するに伴い自然と修正されて行きます。人間は直立で大半を生活するので、その重力により頭蓋骨が成長する過程で多少は修正されていきますが、頭頂部や頭の端の部分の変形は治らないことが多いことも少なく有りません。
また、成長するにつれ頭の形は顔の輪郭に大きく影響してくることから気になってくる人も多く、その頭の形を修正したいと考える人も少なからずいます。この様な際に人工的に頭の形を修正するのが絶壁修正と呼ばれる成形法です。この絶壁修正は非常に難しい手術で、安易に行うと失敗する確率も高いことから医師選びから慎重に行う必要があります。
熟練した医師を選ぶことが非常に重要
絶壁修正の手術は通常は治療を行う頭皮を切開し、頭がい骨の隙間にハイドロキシアパタイトと呼ばれる成分を注入して成形します。このハイドロキシアパタイトは、人間の骨の成分と同じで、頭がい骨と同化する性質を持っているため、成分自体には全く問題が無い為安心して使用出来るものです。
しかし、絶壁修正の手術に於いてはいくつかの難しい点があります。一つは頭蓋骨のそばでの施術となるため頭蓋骨を損傷する危険や脳を損傷する危険があることです。また、頭皮と頭蓋骨の間にハイドロキシアパタイトを注入する際に、必ずしも理想の形に注入されるとは限らず、成形後の形が理想的にならない危険性もあるという事です。
この様な失敗を避けるためには、熟練した医師を選ぶことが非常に重要になります。また、術後についても適切なケアをしてくれる医師を選ぶ必要があります。
特に注意しなければならないのは、この施術は一般の美容整形外科ではなかなか行える医師がいないという事です。輪郭形成、頭蓋学外科を十分に習得している医師を選ぶことが大切です。
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