出っ歯(上顎分節骨切り)のアフターケアは何が大切？

2016/05/23

出っ歯は比較的日本人に多く見られます。歯が出ているということであれば、上顎分節骨切りの手術によって改善されます。上の歯の左右第1小臼歯を抜きます。この時に根元の骨も同時に取り除き、スペースを作ります。そこに前歯6本を後退させて、チタンのプレートで固定します。下顎の歯との噛み合わせを調整し、これがおおよその流れです。歯列矯正で出っ歯を直そうとすれば、短くても2年から3年ほどかかります。上顎分節骨切りであれば手術が終わってただちに理想のシルエットを得ますので、大変スピーディーです。ただし手術には医師の高度な技術と豊富な経験値を要し、加えてデザイン力も不可欠です。上顎だけではなく顔全体のバランスを見て施術しなければ、不自然な形になってしまいますし、噛み合わせにも違和感が残ります。名医は慎重な治療方針を立ててくれます。また出っ歯の改善の成功には、術後のアフターケアも大切な要素になります。手術が成功してもアフターケアのせいで満足できる結果が得られないこともあります。

正しいアフターケアを行う

出っ歯(上顎分節骨切り)の手術は医師の力が大きくかかわってきます。名医といわれる出っ歯(上顎分節骨切り)についての評判の良い医師のもとで手術を受ければ、かなりのリスクを回避することが出来ます。しかし手術が成功しても、正しいアフターケアを行っていなければ、感染症になったり、形状が崩れたりしてしまいます。口の中は清潔に保つのが難しく、傷が治りにくい部位です。少なくとも術後3週間程度は熱いものや硬いもの、刺激物は避け、飲酒や喫煙を控えます。激しい運動も痛みや腫れを増幅させますし、ぶつける当たる危険性もありますので、ダウンタイムの1カ月は用心するに越したことはありません。食事の後、処方されているうがい薬でうがいすることも忘れてはいけません。またいくらいたくても口をしっかりあける訓練を、徐々に行っておかないと関節が固まってしまいます。無理はいけませんが、徐々に適度な咀嚼するなど、リハビリに心がけましょう。