上下顎歯槽骨後退手術後にアフターケアで必要になってくるのが、歯のかみ合わせを整えることです。上下の歯槽骨を前歯ごと移動させるために左右と上下で合わせて4本抜歯をすることになり、歯並びのカーブが変化しますし歯肉に段差などが生じてしまう場合があります。人によっては、上下顎歯槽骨後退の手術だけで違和感のない噛み合わせで対処が必要ない場合もたまにありますが、多くの人はそのままでは違和感を感じることになります。
万が一歯の神経に影響が出るなどした場合には、後にぐらついたり抜けたりすることもありますし、隙間ができてしまった時には術後半年を経過しないうちに歯を入れたり歯並びの矯正を行い、噛み合わせを整えなければならなくなります。通常は初期の段階から美容整形の医師だけでなく、歯科医も参加して手術計画をたてていきますが、クリニックによっては歯科医を紹介され美容整形と2か所通うことになってしまう場合があるため、確認をしておくと良いです。
アフターケアが重要
上下顎歯槽骨後退を行った後に歯科治療を行わないでしまうと、色んな不都合が生じます。食べ物を食べただけでもとても強い力がかかる前歯部分ですから、歯並びが悪いだけで耐久性が落ち、欠けたり折れたりすることがあります。隙間が残っていれば当然食べたものが挟まりやすくなって不衛生になりがちで、将来虫歯も懸念されます。
噛み合わせの悪さは骨にも負担となりますし、頭痛や肩こりなどを引き起こしてしまうことがあります。話をする際に息が漏れて綺麗な発音にならなかったり、唾を飛ばしやすくなったりもします。審美性も失われることが合って、口をあけて笑ったりした時の歯の見え方が良く無い場合もあります。
上下顎歯槽骨後退は歯科治療以外にもアフターケアが必要で、傷口が膿んだりしないように対処が欠かせず、抜歯を行うまではうがい薬などを用いて口の中を清潔にしておく必要があります。菌の感染で膿を持つと腫れや痛みが長期的に続き、酷いときには膿を取り出すために切開するか注射器などで吸い出す治療が必要になります。
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