咬筋萎縮治療法は外科的手術の一種であり、皮膚を切開したり筋肉を意図的に萎縮させる為に、手術後しらばくダウンタイムが必要となります。咬筋萎縮治療法に限ったことではありませんが、咬筋萎縮治療法の場合は特に繊細な部分である為に、術後のリスクをできるだけ避ける為にも、このダウンタイムをしっかりと意識して、元の健康な身体になるまで、手術痕やその周囲の神経を休める時間をとらなければなりません。ダウンタイム自体に個人差があるので、手術を受けた人は自分がどれくらいで回復しているのかを認識して、それに合わせる必要もあります。その事に関しては、以下に詳細に説明してきますので、手術を受けた方、又はこれから受ける方は手術の内容とどういう流れなのかを理解して、より良い術後を過ごす為の一助としてください。それによって、たくさんあるリスクをできるだけ最小限に抑えることができ、手術をして良かったと思えることになる事は間違えありません。
ダウンタイムについて
咬筋萎縮治療法は、皮膚を切開して、金属棒を咬筋に差し込み電流を流して萎縮させるという物理的な刺激の多い治療法です。つまり、切開した皮膚が癒合するまでと萎縮した筋肉が安定するまでに様々な症状があらわれ、このダウンタイムを理解して、うまく経過することで予後が良くなります。咬筋萎縮治療法の手術直後には、切開した部分の痛みが必ず発生します。これに関しては、術後の正常な経過ですので、鎮痛剤などで痛みを緩和或いは解消し、処方された抗生剤をしっかりと服用することで時間が経てば改善されます。内出血や腫れなども、手術した部分の回復時に起こる正常な反応と異常な反応とありますので、しっかりと医師と相談した上で、正常な経過であればそこを刺激しないように過ごす事で徐々になくなりますし、異常であれば止血剤や鬱血、腫れが起こっている部分の血を抜いたり、血流を良くして流す方法を医師に相談することが大切です。基本的なダウンタイムは1週間ですが、1ヶ月後まで腫脹が続く場合もありますので、心配なようであれば医師とのインフォームドコンセントの際に確認をしておくと安心できます。
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