輪郭整形の名医相談所ー失敗と修正

下顎枝矢状分割法(SSRO)の代表的な失敗例として、顔面神経のマヒがあります。顔面には表情を動かすための神経が走っており、その神経の位置を見誤り傷つけてしまうケースが見られます。また、海外で手術を受けると、神経ギリギリの部位での手術を行うことがあり、注意が必要です。手術ですから、感染のリスクが発生します。手術部位に感染症が発生すると、膿がたまり、発熱や痛みが生じます。炎症が治まったとしても、跡が残ってしまう可能性もあります。もうひとつ、下顎枝矢状分割法の失敗例として注意しなければならないのは、手術後のたるみです。歯列を含めた下顎全体を移動させ、適切な位置に再固定するため、フェイスラインが変化します。それにより、皮膚のたるみが発生することがあります。フェイスラインが整ったのに、皮膚がたるんでしまっては、美容上の効果が減少してしまいますので、最小限のダメージで手術ができるかどうかが重要なポイントとなります。

少しでも不安のあるような病院は避けるべき

それでは、下顎枝矢状分割法(SSRO)の失敗を避けるためには、どのようにしたら良いのでしょうか。まず、神経のマヒについては、事前にレントゲンを撮影し、神経の場所を確認してもらうように医師に相談をしましょう。また、日本の病院では、神経ぎりぎりの手術はあまり行われませんので、国内の病院で手術を受けることが望ましいです。感染のリスクについては、あらかじめ院内の衛生面をよくチェックして、少しでも不安のあるような病院は避けるべきです。手術後の皮膚のたるみについては、フェイスリフトを併用して、引き上げを行う事でリフトアップ効果をもたらすことが可能です。何よりも大切なことは、下顎枝矢状分割法(SSRO)の症例数を数多く経験している医師や有名な病院を選択することです。技術力が低い医師や衛生管理の行き届いていない病院などで手術をすると、思わぬ失敗を生み出す可能性がありますので、納得がいくまで事前によく調べることが重要です。