咬筋切除はいわゆるエラ削り術の一つです。口の中を手術により切開して、張り出している咬筋と呼ばれる筋肉を切除することでエラが張っている顔を細く見せることができるという手術です。咬筋は骨格筋の一種であり、咀嚼筋の一種でもあります。食べ物を噛むときに使う筋肉ですので、よく使います。咬筋切除において切る部分については、下顎骨の中面の最も厚い部分ですので全部を切除するわけではありません。
麻酔をかけるため手術において痛むことはほとんどありませんので、不安についてはそこまでありません。
ただ、切開する場所としては非常に見にくいという難点はあります。そのため、内視鏡で確認しながら切除を行っています。
現在の医療技術においては、機械的になおかつ安全に手術ができるよう配慮されています。ただ、問題点としては口の中にうっすらとした傷痕ができるということや手術によって一時的に神経が麻痺する場合もあります。ダウンタイムについては、結論としてはやや長めです。
デメリット・ダウンタイムについて
咬筋切除のデメリットにはもう一つ、出血が多いということもあります。そのため、手術を行うにあたっては医師による充分な管理体制が問われることになります。できるだけ、実績がありまた信頼できるドクターのもとで手術を行うようにすることが求められます。
安い料金で提供しているクリニックなどの場合においては、マニュアル通りの対応でしかできないところもあります。そのためあまり得策とはいえません。手術の失敗は食べ物が上手く噛めないなどの支障をきたすこともありますので、信頼できなさそうな医師では手術を行わないようにしたほうが望ましいです。
咬筋切除を行ってから発生する痛みについては、ダウンタイムの期間中にはどうしても少なからず発生してしまいます。また、内出血や腫れ等も引き起こされることもあります。そのため、病院から処方された鎮痛剤を服用することなどの方法で痛みを和らげていきます。
順調に行けば手術後2週間から1ヶ月前後くらいたてばほぼ回復します。ただまれに咬筋の周辺の神経が麻痺することもあります。その場合は回復まで数ヶ月くらいまでかかることもあることを留意します。
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