輪郭整形の名医相談所ー失敗と修正

美人顔の基準には、Eラインがあります。これは唇の位置が顎と鼻を結ぶEラインの内側にあることがポイントで、美しい横顔とされています。また目から鼻の下までと、鼻の下から顎までの長さの比が、1対1.618の黄金分割であれば、美しい調和のとれた印象を与えるとされています。
また美しさを作る要素には、口元も大きく関係しています。たとえ目や鼻筋が通った顔であったとしても、出っ歯や受け口だと口元の印象しか残りません。顔の美しさは、目から下のバランスが重要で、顎の位置が悪かったり、ゆがんでいると美しい印象を与えることはできません。
受け口やしゃくれた顎で悩んでいる場合には、下顎セットバックという手術によって、修正することが可能です。
この下顎セットバックとは、骨の一部を切断して位置を変更する手術で、歯列矯正よりも短時間に修正することが可能なのがメリットです。歯を1本抜歯し後ろに下げることで、顎が前に出ている状態を解消することができます。

どんな治療法?

下顎セットバックは、下顎分節骨切り手術ともいい、反対咬合や受け口の改善に効果がある治療法です。反対咬口や受け口は、前歯よりも下の歯がつきだしている状態のため、左右の下の第一小臼歯を一本ずつ抜歯し、下顎部分の骨切りも行います。この空いた部分に歯が付いたまま下顎の骨を後退させ、プレートで固定します。
歯列矯正では通常2~3年ほどかかりますが、この下顎セットバックでは、数時間の手術で改善できるのが大きなメリットといえます。

下顎セットバックは、即効性があり、半永久的に効果が持続するのが特徴の美容整形です。口腔内から治療を行うので、外から傷跡は見えませんし、何よりも数時間という短い時間で受け口を治すことができます。
ただ抜歯した部分に隙間ができてしまったり、術後に凸凹とした段差が生じた場合には、段差修復の手術が必要になったり、歯科矯正が必要になる場合があります。
施術前には、メリットやデメリットを充分に確認しておくことが大切です。