輪郭整形の名医相談所ー失敗と修正

おでこ・額にシリコンプロテーゼを入れて丸みを出す手術は、30年以上前に日本の美容整形手術で行われていました。現在でもシリコンプロテーゼを使用する施術は行われていますが、将来歳をとって額の皮膚が薄くなった時に、プロテーゼの輪郭が浮き出てしまう可能性もあるため、現在ではおでこ・額を出す場合は、ヒアルロン酸注射かハイドロキシアパタイトなどによる骨セメント手術が主流となっています。
ただシリコンプロテーゼのメリットは、切開する箇所が少なくてすみ、一回の施術で理想の額を手に入れることができるところにあります。骨セメント手術は、やけどや凹凸などのリスクがあるのに対し、プロテーゼは挿入するだけですからそういったリスクはなく、安全といえます。
ただ事前に骨格や理想の形状などをカウンセリングしておかないと、あとで思っていたのとは違ったり、取り外して再手術を行う必要が出てくるので、クリニックや医師選びは慎重に行うことが大切です。

事前に写真画像を使ってシミュレーションすることが大切

おでこ・額の形状は、目や鼻ほど注目されていませんが、おでこ・額の形は、顔の美しさや性別の特徴を決定するパーツです。一般的に丸い額は女性的、ゴツゴツした額は男性的で、東洋人に比べて西洋人は額が出っ張っています。
こういったことから、おでこ・額のシリコンプロテーゼを挿入して高さを出したり、丸みを持たせることで、顔の印象を変えることができるというメリットがあります。
また隆鼻術を受けて鼻筋を高くする場合、正面から見ると鼻筋が通っているように見えても、横から見ると額と鼻の付け根の高さが同じになり、不自然な形状になってしまいます。おでこ・額のシリコンプロテーゼを挿入することで、鼻筋よりも額が高くなり、自然で美しい横顔になります。
額を高くすることで、目の彫りも深くなり、西洋人のような立体感も手に入れることができます。
ただ額の輪郭形成は、術後にどのような顔になるのかはなかなか想像することができないため、事前に写真画像を使ってシミュレーションすることが大切です。