輪郭整形の名医相談所ー失敗と修正

おでこ・額の整形というと脂肪やヒアルロン酸といったものを注入する方法が一般的で人気もあります。どちらも定期的にメンテナンスが必要になりますが、価格が安いこと、傷跡が目立たないこと、簡単にできることから好まれています。これらの物質は体内に吸収されてしまうので、その効果が徐々に薄れていくのですが、万が一失敗した場合、時がたてば治りますし取り出すことも簡単にできます。そのためおでこ・額の整形方法としては、初心者がとっつきやすく、失敗も少ない方法だといえます。

しかし、注入するだけでは形を作るのにも限界があり、欧米人のような立体的な整形を望む場合にはこの方法では無理です。同様に、シリコンやゴアテックスを入れる方法についても、ヒアルロン酸などよりは融通が利きますが、やはり限界があります。またシリコンの場合は、入れた場所が浮いてきて、後々違和感が出てくる場合があります。なのでより立体的な整形を行う場合は別の方法を使い、自分の好みの形に整形することになります。

失敗しないために

上記の方法より自分好みの形に仕上げたいならば、骨セメントを使う方法になります。おでこ・額のセメントはポリメタクリル酸メチルというものを使います。これはペースト状にして使い、前頭部に乗せて好きな形を成型して、しばらく放置して固める方法です。人工骨を前頭部にくっつけることになるので、何かを注入するよりは形の自由度が大きくなります。
万が一失敗してしまうと、凸凹が残ったり、少し浮いたような感じになってしまうことがあります。これをなおす場合には、また大掛かりな手術になってしまいますが、注入するタイプの整形と違い、この手の失敗が起こることはほとんどありません。また手術として失敗した場合、感染症の危険もあります。おでこ・額のセメントを使う場合、頭皮を剥がし頭蓋骨が丸見えの状態での手術になるので、その分感染症のリスクも高まります。
しかし一度成功してしまえば、その後は一生その形でいることができますし、整形できる形の制限もほとんどありません。

最後に失敗例についてまとめます。

おでこ・額のセメントの失敗例としてあり得る「頭痛」について

おでこ・額のセメントの挿入手術では、様々なリスクがありますが、頭痛もその一つです。
頭痛の原因としては、手術による出血が多かった場合などになりやすいです。
この手術では、切開部分が大きいので、その分出血のリスクも避けられません。
出血が多かった場合には、貧血となり頭痛を引き起こしたり、最悪の場合には輸血が必要となる可能性もあります。
医師の適切な判断能力が必要となるので、医師選びを慎重に行いましょう。

手術後の効果が無いとは

おでこ・額のセメントの手術では、後頭部の皮膚を切開して、頭蓋骨のおでこの部分に骨セメントをペースト状にしたものを塗って、おでこの形を作り上げていきます。
プロテーゼ挿入よりも微妙な高さの調節などができることや、安定性が良く浮き出て来ないことがメリットですが、医師の技術力によっては効果が無い場合があります。
事前のカウンセリングで希望している仕上がりをきちんと伝えておくことが大切です。

冠状切開の傷跡・ハゲとは

おでこ・額のセメントの挿入手術では、後頭部を大きく切り開き頭蓋骨を露出させて手術を行います。
そのため医師の技術力が低いと、切開時や縫合時の失敗が懸念されます。
特に、冠状切開の傷跡・ハゲはこの手術における、代表的な失敗例です。
切開後の縫合が上手にできなかった場合に、傷跡やその部分から毛が生えて来ないというトラブルもあります。
手術をする際には医師の技術力を注意深くチェックしたほうが良いでしょう。

おすすめのクリニックとは

おでこ・額のセメントの挿入手術では、シリコンプロテーゼの挿入よりも自然な仕上がりで、さらに浮き出したりする心配がないというメリットがあります。
安定性がとても良いので、挿入後にずれてしまうという心配もありません。
しかし、この手術は医師の技術力によって仕上がりが大きく変わります。
おすすめのクリニックとは、高い技術力を持った医師が在籍しているクリニックです。
医師の症例集などをチェックして選びましょう。