額は男性と女性を区別する特徴の一つで、男性の額はゴツゴツと角張っているのに対し、女性の額は丸みを帯びた形が特徴です。また日本人の額は平らなのに対し、西洋人の額は立体的であるのも特徴で、おでこ整形・額形成を受ける人は西洋人のような額になりたいと思う人がほとんどです。
おでこ整形・額形成手術には、シリコンプロテーゼを挿入する方法やヒアルロン酸を注入する方法、骨セメントを使って形成する方法などいくつかの種類があります。
どの方法にもメリットやデメリットがあり、元々の骨格によっては向き不向きがあるので、失敗しないためには、事前に医師としっかりと相談することが大切です。
おでこは表情を作る上で顔面に占める割合が多く、顔の印象や雰囲気に対して大きな影響を与える部位です。おでこに横しわが多く出る人は、老けて見えますし、丸みのある額は女性らしい印象を与えることができます。
そのため、目や鼻の整形を行う人は、額の整形もあわせて行うことが多く、西洋人のような彫りの深さを手に入れることができます。
傷口も小さくメリットのある施術方法だが失敗例も
おでこ整形・額形成の中でも、手軽に行いやすいのが、ボトックス注射による施術です。これは前頭筋という筋肉にボトックス注射をし、しわを無くす方法です。ただこの方法では、しわを無くして老け顔を予防する効果はありますが、額の形状を変えることはできません。
次にヒアルロン酸注射によるおでこ整形ですが、できてしまったしわに効果的で、注入するヒアルロン酸の量によって額の形状を整えることも可能です。ただ時間の経過とともにヒアルロン酸が体内に吸収されてしまうので、永久的な形成ではありません。
シリコンプロテーゼを挿入する方法は、一度で額を形成することができ、傷口も小さくメリットのある施術方法といえます。ただプロテーゼの形や厚さを失敗すると、時間の経過とともにプロテーゼの形が浮き出してしまう可能性もあります。
骨セメントによっておでこ整形・額形成を行う場合、液と粉のベースを混ぜ合わせて形成していくため、プロテーゼよりも微妙な高さの調整も可能で、眉間など細かな箇所の施術も可能です。またプロテーゼのように浮いてくることもないので、なじみやすいメリットがあります。
おでこ整形・額形成の失敗、知覚麻痺ってどういうこと?
おでこ整形・額形成の手術では、様々なリスクが伴いますが、知覚麻痺のリスクが発生する可能性があることもきちんと知っておきましょう。
これは、後頭部やおでこに近い部分の皮膚を大きく切開するので、全身麻酔など強い麻酔を使用します。
そのため手術後には多くの人が知覚麻痺の症状が出ますが、時間とともに軽減されて行きます。
しかし、最悪のケースの場合には、時間が経過しても症状が軽減されない場合もあります。
傷口の感染のリスクについて
おでこ整形・額形成の美容整形手術は様々な方法があります。
注射だけで行うプチ整形であれば、リスクは少なくて済みますが、効果も持続性が無かったり小さな変化しか起こせないというデメリットもあります。
大きな変化を求める場合には、切開が必要となりますが、他の美容整形手術よりも広範囲の切開が必要となります。
そのため衛生面がきちんと管理されていないクリニックで行った場合には、手術による感染症のリスクもあります。
手術後の肌のたるみについて
おでこ整形・額形成の手術の後に、肌にたるみが出てしまうという失敗例もあります。
これは、切開手術を行ったりした場合に、縫合がきちんと行われなかったことが原因の場合もあります。
技術力が低い医師による手術の場合に、起こりやすいトラブルでもあります。
反対に、縫合時に肌を引っ張りすぎてしまい、つっぱり感が取れないというトラブルも良くあります。
医師の技術力が非常に重要になってくる手術です。
トラブル回避のおすすめ方法
おでこ整形・額形成の美容整形手術には、様々なトラブルを覚悟しておく必要があります。
しかし、トラブルを回避できる方法もあります。
おすすめの方法としては、医師選びを慎重に行うことです。
料金面に気を取られがちですが、きれいな仕上がりを求めている場合には、医師の実績や経歴などをチェックして、自分に合った信頼できる医師を探すことが大切です。
医師の技術力によって仕上がりや、傷跡の状態も変わってきます。
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