おでこ・額のアパタイトで考えられるリスクって？

以前に比べ、美容整形に対するマイナスイメージがなくなり一般の方でも男女問わず気軽に整形をする人も増えてきています。プチ整形という言葉が生まれ、芸能界などの有名人が隠すことなく公表したりなどという流れも気軽に美容整形を検討できるような雰囲気を生み出しているのでしょう。人間誰しも「美」への憧れはどこかに持っていて「もう少し目が大きかったらなぁ」「もう少し鼻が高ければ」などと自分の容姿に満足できず、より美しく、カッコよくと願うのは今も昔も変わりません。日本人の顔立ちは、どちらかと言うとおでこ・額から顎のラインまでが「平面」なのが特徴だと言われています。顔の彫が浅くスッキリとした顔立ちで、外国の人々に「表情が分かりにくい」「みんな同じように見える」と言われることが多いのも、そこから来ているのかもしれません。そう言った中で、外国の方や、ハーフの人のように立体感のある顔に憧れ、おでこ・額の整形を希望する人がいます。しかし、どの手術もそうですが「リスク」というのがあるのも忘れてはいけません。

しっかりと医師へ希望や不安などを相談すること

では、おでこ・額の美容整形手術とはどのようなものなのでしょうか。もっとも一般的なのが「ハイドロキシアパタイト」を使用する、おでこ・額のアパタイト手術です。ハイドロキシアパタイトとは骨や歯などを構成する物質で貝殻などにも含まれています。人体の骨や歯と同じ化学組成を持っていることから、人体への害も少なく、馴染みやすいことなどから人工骨や人工歯根などの医療材料にも使用されています。おでこ・額のアパタイト注入により憧れの立体感のある額を手に入れる事ができるのです。憧れの顔へ近づけると言う事で期待に胸を膨らませるのはわかりますが、「リスク」も理解しておく必要があるでしょう。この手術のリスク、トラブルとして多いのが額の皮膚が凸凹した状態になる事です。注入したアパタイトが、しっかりと固まるまでの間、注入した額の部分を皮膚の上から圧迫してデザインした額の形状を整える必要があるのですが、うまくいかずに凸凹とした状態で硬化してしまうことがあります。もちろんしっかりとした経験のある医師を選ぶことにより、これらのリスクは減らすことができます。まずはしっかりと医師へ希望や不安などを相談することが第一です。