エラボトックスは顔に注射をすることで小顔の効果があるという施術です。整形手術のようにメスを入れることがないので気軽にできるような印象がありますが、
エラボトックスを利用するには、注入することで体に起こるリスクを理解した上で行わなくてはなりません。
そのリスクとはどのようなものなのでしょうか?元来、ボトックスは筋肉を麻痺させるもので、医療においては顔面麻痺の治療などに使用されています。その作用を利用して、顔のエラ部分の筋肉に打ち、筋肉を細くすることで小顔の効果があるというものです。ボトックス効果は3〜6か月なので、その期間が過ぎると筋肉は元に戻るため再度ボトックスを打たなければなりません。
何度も打つことで確かにエラの筋肉は細くなっていき、小顔を保つことができますが細くなった筋肉は確実に咬む力も低下させることになってしまいます。
咬む力が低下すると、食べ物を咬み砕けないことで栄養をうまく体に取り込めなくなり、胃腸障害や栄養素が不足した「低栄養」状態になってしまうのです。そして筋肉の減少は顔の肉を引き上げる力も失うことになり、顔のたるみを促進させてしまいます。
リスクを理解した上での慎重に判断しましょう
エラボトックスのリスクをふまえた上で利用するのであれば短期間の効果を優先して一気に小顔になろうとしないことが大切です。
つまり、注入箇所を吟味して、少量ずつエラボトックスを注入するようにして日にちを開けて打つ形で状態を確認しながら進めたい、と医師に伝えるといいでしょう。
どこのクリニックでも施術前に必ずカウンセリングがあるはずです。どのくらいの分量で打つか、注入箇所はどうするか、、期間はどのくらい開けるといいか、などを
医師と相談しながら行うようにして下さい。
自分の体質との相性もあり、エラボトックスが自分の体質に合うものかどうかを見極める意味でも有効な方法だと言えます。
この施術は肌の再生が可能な20代の方にはお勧めかとおもいますが30代以降の方はよりリスクが大きい施術だと思われます。少量の注入であれば、もし自分の体質と合わないということであれば施術を中止すれば、元の状態に戻すことができるので安心です。リスクを理解した上での慎重な利用を心がけて下さい。
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